電車での出来事 その2 癒されました

先日、山手線に乗っていた時の事。
夕方、カウンセリングの仕事を終えて、帰宅途中、70代位の女性が目の前に立たれたので、席を譲ろうと、「どうぞ」と声をかけ、立とうとしたところ、軽く私の肩を押さえながら、満面の笑顔でこう言われました。「ありがとうねー!でも、私は遊んできた帰りだから!あなたは仕事で大変なんだから座ってて!」続けて「私はあなた達が一生懸命働いてくれてるおかげで、生活出来るし、こうやって遊びにも行けるんだから!」と。
私は、「ありがとうございます、、」と言って、甘えさせて頂きました。
だって、そのご婦人のあまりに素敵な笑顔と素敵な言葉に、それ以上何も言えなかったんです。
何だろう、、本心で言ってる言葉って、わかりますよね。
座ってから、ウルウルして、涙がこぼれそうでした。
この人スゴいなって、こんな歳の重ね方したいなって思いました…
そして、サイコーに心がポカポカしました!

電車での出来事

昨日、電車での移動中少し離れた所から「バタンっ!」と大きな音が… 人が倒れた様子。
側に居た男性が、興奮気味に「非常!非常を押して!」すると20代の男性が、隣の車両に慌てて走って行き、間もなく緊急停車した。
倒れた男性は自力で起き上がり、青白い顔色で座席に座った。
どうやら、貧血で倒れてしまった様子。
見たところ、大事ではなかった様で周囲の乗客も安堵の表情。
電車の乗務員は来ぬまま、電車が動き出し30秒程で駅に到着した。
倒れた男性は自分の足で歩きホームへ降りて行った。

《焦りが判断力を鈍らせる》

この一連の出来事を客観的に見て感じたのは、他人が倒れた事を、必死で何とかしないと…と、即行動に移せた二人の男性は、素晴らしいという事。

もし、倒れたのが心臓発作などであった場合、電車を緊急停止させた事により、駅ホームでのAED処置が遅れて、手遅れになってしまう可能性がある、という事。

大声で叫んだ男性、走ってボタンを押しに行った男性ともに めちゃくちゃ「焦って」いた。
ボタンを探して、焦るあまり、消火器のカバーを開けようとしたほど。

もし、二人が普段通り冷静な状態であったら、恐らく、「次の駅まで待って、非常を知らせる」という判断をしただろう。
乗っていた都心の電車は、駅の間隔が2~3分であるから尚更だと思う。

《私が得た教訓》

焦りは禁物!緊急時ほど冷静に判断出来る自分で居ること。